その月の最終日に購入しても優待は貰えません!
株主優待の権利を得るには『権利確定日』に株主名簿に載っていなければなりません。
例えば2月が権利月であるドトール・日レスホールディングス(3087)、ホームページを見るとこんな事が書いてあります。『毎年2月末日現在の株主名簿に記載された1単元(100株)以上保有の株主様を対象とさせていただきます。』
これを見ると、2月の月末最終日に購入すれば優待貰えると勘違いする人もいると思います。しかし、実際には最終日の4営業日前までに購入しないと、株主名簿に名前が記載されません。つまり最終日に購入した場合は、翌年の2月下旬までの約1年間も保有しないと優待権利を得られない事になります。
【カレンダー(2016年2月)を見て確認してみよう。】
⇒SBI証券の優待検索機能が簡単すぎてビックリ!優待本は買う必要なし?
権利付き最終日に購入するのは危険?
上記の内容を見ると、ドトール・日レスホールディングス(3087)の優待が欲しければ2月25日(2016年)に購入すれば良い事になります。
ただし、こういった直前に購入するのは高値掴みになる可能性があるので注意が必要です。
人気の株主優待銘柄というは、だいたい値動き特徴があって、権利付き最終日の1ヶ月前くらいから『優待目当ての買い』がドンドン入ってきて、権利付き最終日に株価のピークを迎えるパターンが度々見受けられます。そしてその日を過ぎると今までは反対にドンドン売られて値を下げてしまう最悪のケースも有り得ます。
基本的には安く優待銘柄を購入したい人は、『権利確定日の2ヶ月前』くらいを狙うのがよいと言われています。(相場の地合いによっても変わります)
《pick up》株主優待のクロス取引に強い証券会社は?
株主優待では“株価の動きを気にせず、優待が貰える裏技”「クロス取引」を利用する人が多くいます。この方法を実施するには一般信用売建の銘柄が必要になります。
この一般信用売建については各証券会社で取扱数に大きな差があります。
取扱い銘柄数が多い証券会社ほど有利ですので、参考として優待クロス取引で人気のネット6証券の比較を以下にまとめました。
★優待の人気6証券 一般信用売建可能数の比較:2021年4月7日現在
SMBC日興証券 | auカブコム証券 | 楽天証券 |
約2100銘柄 | 約2600銘柄 | 約1450銘柄 |
マネックス証券 | 松井証券 | SBI証券 |
集計中 | 約950銘柄 | 約200銘柄 |
結果はSMBC日興証券とauカブコム証券が他社を大きくリード!
優待取りでは、この2社は必須口座と言っても良いでしょう。
また、優待銘柄を長期保有したい場合はSMBC日興証券のキンカブに注目!
買付タイミングを気にしなくてよいので初心者にはピッタリです。
こちらは別ページで詳しく説明していますので興味がある人は覗いてみてください。
Blog:株主優待の新常識! 買付タイミングを悩まない『キンカブ』に注目せよ
サイト利用時の注意・免責事項
掲載情報は、信頼するに足ると信じる情報に基づいて作成したものですが、当サイトのデータの正確性は保証されていませんのでご注意下さい。本サイトの情報等を用いて行う行為に関して、その責任は全て利用者自身に帰属します。万一、利用者が何らかの損害を被った場合、その損害に関して当サイト管理者および情報を提供している第三者は一切の責任を負うものではありません。