今年の目標は『どんな状況でも資産が増える仕組み』を作ること!
昨年は新型コロナショックの影響で金融市場や経済は大混乱!
私の事前予想も大半がハズレで、大恥をかいた1年となりました。
ただ、意外にも金融商品の利益は1500万円以上となり過去最高を更新。
守りを中心にしたスタイルが功を奏したようです。
市場が良い時は、極論を言うと“何を買っても上昇します”。
成績の明暗が分かれるのは市場が低迷している時ですね。
この時にシッカリ対応できれば、資産は右肩上がりを続けるということです。
過去10年を振り返ると、円ベースで株・債券・REIT・金(商品)などの全ての資産がマイナスとなった年はありません。
1年間では、必ず何かの資産がプラスになっています。
一方で、過去10年間で年間成績をみると 一度もマイナスに転落しなかった資産が無い という事実もあります。
(国内債券を除く)
どの資産も不調の年があるので、“この商品が絶対に正しい”という考えだと勝ち続けるのは難しいという事です。
足元の状況はマネーが溢れているので投資には追い風です。
ただし、どの商品が主役になるかは分かりません。
私が予想できるのは、世界経済が長期で成長していくという事だけです。
『長期・積立・分散』 という資産運用の基本を継続していけば、自然と良い結果になると考えています。今年は【どんな状況でも資産が増える仕組み】を目指して、従来とは方針を一部変更しました。
★金融資産の目標配分
10年以上も投資を継続した結果、金融資産が1億2千万円を突破しました。
資産が大きくなったのは“どんな時でも市場に居座った”というのが理由で、投資予想の正解率が高かったわけではありません。
むしろ、センスの悪さを補うために徹底的に堅い運用を心掛けてきたことが良かったと思っています。
以下の円グラフは、私が今後の目標としている金融資産の配分です。
(金融商品のみで現金は除外しています)
尚、まだ目標の状況は達成できていません。
1年を通じて、この配分に近づけていきたいと考えています。
基本的には金融資産の50%は増やすことを重視して(投資信託の積立と米国株)、50%は資産維持や配当・金利といった守りをメイン(債券・REIT・金)にします。
尚、債券は20%となっていますが、バランスファンド(投信)に含まれるている分も勘案しています。
※投信の割合は債券部分を差し引いいます。
また、表とは別に現金を2000万円を保有していますが、これは新型コロナウイルスの影響で事業収入が減少しているので、予備費用を確保するのが目的です。
事業が安定していけば、現金は随時投資にまわしていく予定。
各資産の主な投資商品は、以下で説明していきます。
【積立投信】資産を増やす① 投資信託(35%:債券部分を除く)
資産形成のメインとなる部分です。
タイミングを決めずに、コツコツ投資を実践していきます。
投資信託の積立は世界分散株式をメインにしています。
これに、連続増配株や公益株といった安定成長を目指す投信を加えています。
例年よりも強化したのは、【為替ヘッジあり】の商品。
米国の金融緩和が長期化する可能性があることから、円高という想定外のシナリオが出てきた為です。
積立投資は下落局面では多くの口数が購入できる特徴があるので、不透明市場では貴重な存在ですね。
途中で止めてしまうと意味がありませんので、継続することが最重要だと考えています。
積立は数種類か実施していますが、中心となるのは以下の3つです。
●世界分散(株式&債券)
私の資産形成の中心にしているのが セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信) 。
ホッタラカシ投資の代表格で、私が最も長く継続している積立です。
●世界分散株式(強気)
世界株式で長期で好成績を継続している セゾン資産形成の達人ファンド を積立しています。
インデックスを上回る数値と株価の安定感を評価しました。
上記の2つを1:1で投資するのが私のスタイルです。
参考までに約2年間(~2020年12月迄)にわたって毎月定額で積立をした場合は、セゾンバンガードは元本に対してプラス約11%、セゾン資産形成の達人ファンドはプラス約22%です。
公式セゾン投信の公式ページこの商品だけで問題ありませんが、私は海外投資比率が高い(円資産が少ない)ので、為替ヘッジありの商品を加える事にしました。
●海外株式(為替ヘッジあり)
連続増配を継続する銘柄で構成される 米国株式配当貴族(為替Hあり) を中心に積立開始。
Blog「米国株式配当貴族」に積立投資!長期投資の最適解は連続増配?他にも保有する投信はありますが、今後のメインと考えているのは上記の3つです。
今後は債券投資が難しいので、株式(投信)の割合が高まっていくことが予想されます。
その為、従来よりもリスクが低い商品を中心に運用していくつもりです。
※これ以外にも、世界公益株(為替Hあり)なども実施しています。
●補足:NISA
NISAではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とiFreeNEXT NASDAQ100インデックスを選択。
メイン商品と比べて値動きが大きい商品をNISAに組込むようにしています。
※金額が小さいので、全体資産への影響は限定的です。
【外国株】資産を増やす② 米国株・海外ETF(全体の15%)
金融業界では「日本株よりも米国株の方が将来期待が高い」という意見が主流です。
私が1億円の達成予定が大幅に前倒しになった理由は、米国株の存在があります。
こちらは、タイミングを考えながらの投資となります。
基本的には市場が低迷している時にまとめて買付けるイメージです。
●米国の個別株(鉄板株とIT大手)
個別株は長期成長分野としてヘルスケアとハイテクを念頭にしています。
ただし、この分野でも信用力が高い大手企業のみです。
私が継続的に買付している銘柄としては、ジョンソン&ジョンソンとアルファベット(グーグル)があります。
(下の表を参照)
ETFについては、財務健全性が良い銘柄で構成されている銘柄に注目しています。
※連続増配(VIG)、クオリティ(DGRW)など
短期的なリターンよりも、長期的に成長していく期待が大きい銘柄を選択するようにしています。
Blog年末の米国株100万円投資!鉄板の連続増配【VIG】を買付します魅力のポイント | 代表銘柄/投資手法 |
★50年以上連続増配 | J&J(保有)、コカ・コーラ、P&G など |
★高配当ETF | VYM、SPYD、など |
★高成長・ハイテク株 | アルファベット(保有)、VISA など |
★鉄板のNYダウ銘柄 | 実践中:ダウの犬投資法 など |
★私が注目するETF | VOO、QQQ、VIG(保有)、DGRW(保有) |
銘柄探しのポイントは?
基本的に情報が日本株と遜色無く得られる大型株を中心に選択。
⇒ 米国株 注目の50銘柄
投資家バフェットの行動もチェックして銘柄選定のヒントにしています。
⇒ バフェットの保有銘柄は?
注目度が高いETFをまとめました。
⇒ 海外ETF 注目の15銘柄
【鉄板手法】売却タイミングを1秒で解決!
米国株で成功できたのは、 時間外取引で割安で仕込めた事と逆指値の徹底 で損失リスクを限定したことに尽きます。
銘柄選択の失敗は繰り返しありましたが、損小利大を追求した結果、数年間の運用で3000万円以上の利益を得ることができました。
言葉で書くと難しそうですが、証券会社の機能を利用すれば、誰でも簡単に実行できます(マネックス証券)。
興味がある人は、以下の記事で詳しく説明しているので覗いてみてください。
Blog米国株は簡単!「売却タイミング」の悩みを1秒で解決する方法(日本株やETFでも考え方は同じです)
尚、大幅リターンを狙って中小型株を選択する方法もありますが、私には売却タイミングが難しすぎるので今後も大型株を中心に運用していきます。
安全重視① 債券(全体の20%・現物は半分)
長期投資の過程では株価の乱高下は覚悟しておく必要があります。
突発的な暴落というのは今後もあると考えておくべきです。
現物債券の魅力は、 購入時点で『満期日と金利』が確定 している点。
満期日になれば元本が戻ってきますので、価格変動は気にする必要がない商品です。
※外国債券は為替の変動リスクがあります。
守りの資産として私のメイン商品として活躍してきましたが、大きな転換期を迎えています。
世界的な金融緩和(低金利)で魅力的な水準の債券が見つけずらい状態。
満期に到達したあとの買い替えは難しいので保有比率としては下がっていくことになります。
※今後3年で約1500万円分が満期償還の見通し
もちろん、魅力的な債券が発売された場合は全力で買いますが、当面は難しいと予想しています。
尚、債券購入を検討してる人は、大手証券の口座は必須と言って良いでしょう。
私自身はネットで簡単に購入できるSMBC日興証券を利用しています。
ネット証券も取扱っていますが、話題の債券ほど販売窓口が大手だけに限定されるケースが目立ちます。
私が複数保有している人気のグリーンボンド(環境事業に資金が使われる債券)も大手でしか取扱いがありませんでした。
【賃料収入】安全重視② J-REITを買付(全体の10%)
不動産(J-REIT)への投資を強化しています。
配当利回りが高い点は注目ですが、 私が重視しているのは配当の継続性 です。
個人的に注力しているのは物流系や住宅系のREIT。
特に物流施設は基本的にテナント契約は【長期&固定】です。
景気変動の影響が小さく、長期的な安定配当が期待できるのが魅力。
尚、投資信託でもJ-REITには投資できますが、オフィス部門の影響が大きいので安定投資としては魅力にやや欠けます。
私は個別銘柄の物流系・住宅系といった堅いJ-REIT(個別銘柄)を中心に買付しています。
※一部は太陽光発電などのインフラファンドにも投資。
J-REITへの投資方針の詳細はブログにまとめていますので、興味がある人はそちらを確認してください。
BlogJ-REITの利回りに注目!2021年の投資とタイプ別の戦略債券の金利収入が減っているので、その代替としての役割も期待しています。
【世界共通通貨】安全重視③ ゴールドを積立(全体の10%)
資産の保険的な意味あいで投資している商品があります。
それが、 実物資産の金(ゴールド) です。
金利や配当がつかない商品なので資産を増やすパワーは弱いのですが、戦争やテロ・金融不安など世界に動揺が走った時に上昇する傾向があります。
紙幣などの信用で成り立っているものと違い、それ自体に価値がある実物資産なので無価値にならないことが魅力。
主要国が無制限に資金供給(紙幣を刷る)を拡大する中で、埋蔵量が限定されているゴールド(金)は長期的に価値が高まっていくと想像しています。
また、株式とは値動きが違う点も注目しています。
債券投資は縮小中ですが、ゴールドの買付けは大幅に増やしている状況。
ただし、金はイメージよりも値動きが大きい点は注意。
買付けタイミングも難しいので、ドルコスト平均法を活用しています。
私は純金積立からスタートして、現在はSMBC日興証券の キンカブ定期定額買付でのETF積立 を実践中です。
Blog金投資の積立を50%増額!ゴールドは資産運用の新定番になる?【高配当】安全重視④ 優先株式ETF(全体の10%)
守りの要である債券投資が難しいのは頭が痛い点ですね。
そこで、注目しているのが 株式と債券の間にあたる存在の【優先株式】 です。
優先株式には種類がいくつかありますが、議決権が無い代わりに配当が上乗せになる商品が多いです。
株価は値動きが小さく上昇する魅力にも欠けますが、高い配当が維持されるので損失を嫌う投資家から注目されています。
※一般的な株式と比べて価格が必定に安定しています。
優先株式は市場にほとんど出回っていませんが、海外ETFという形ならば買付可能。
私が保有しているのは【PFF】iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETFです。
配当利回りは5%を超えており、毎月分配型なので定期収入としての魅力もあります。
コロナショックがあった2020年も他の高配当株が低迷するなか、シッカリとした成績を残しました。
尚、この銘柄に関して従来は米国株や投信(ETF)の枠に入れていましたが、債券の代替として期待しているので今年から優先株式(別枠)としました。
【まとめ】守りを重視するのは、投資額を増やす為です。
従来までは株式が下落しても債券でカバーできたので、株式と債券だけで安全投資を構築することが可能でした。
しかし、債券の金利が長期で低迷するのは確実な状況。
従来の定番スタイルも、見直す必要性が出てきました。
そこで、まず株式・投信に関しては安定性を重視してリスクを下げました。
世界分散・連続増配・為替ヘッジなどをメインとします。
また、資産全体の安定を高めるために、株式と値動きが違う商品を増やしました。
ゴールドやJ-REITがそれにあたります。
株式等とそれ以外の商品を1:1にすることで、低迷相場でも資産全体が増える事(減らない事)を目指していきます。
尚、『守り強化=投資を減らす』ではない点は、しっかり頭に入れておく必要があります。
守り中心のスタイルにしたのは、 投資を今まで以上に増やすため という事です。
各資産の見通しは難しいのですが、投資全体が盛り上がっていく状況は継続していくと思います。
“この商品(銘柄)が良い”という決めつけをせずに幅広い商品に投資をしていけば、自然と資産が増えていくと考えています。
【+α】投資の情報収集ってどうするの?
投資の情報について『調べる方法が分からない・・』という相談が多いです。
私は週に1回、「グローバルウィークリー」という情報を確認するのを週間にしています。
これは、岡三証券で発行している情報誌ですが、岡三オンライン証券の口座を持っているとWEBで無料で読む事できます。
※紙媒体の冊子で買うと有料です。
「グローバル」「日本株式」「米国株」「債券」「為替」など各項目について、 直近の状況と今後の見通しがコンパクトにまとめられていてます 。
※所要時間はユックリ読んでも20分程度
私の活用方法をまとめていますので、興味がある人は確認してみてください。
参考投資情報の収集、私が実践するのは週20分の簡単術ちなみに、業界では“情報の岡三”と呼ばれるほどシッカリした会社です。
投資情報は以前と比べて多くなりましたが、その選別が難しくなってきました。
多すぎる情報は混乱のもとになるので、無作為に選択するよりも絞り込んだ方が良いと思います。
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