米国株をはじめてとする海外投資には、円安に振れれば為替差益が得られるとうメリットがあります。
「今後の円安を期待して米国株の投資をはじめた!」という人も多いのではないでしょうか!?
また、反対に「万が一、円高方向に振れたらどうしよう?」という不安を抱えながら米国株を保有をしている人も見受けられます。
このページでは、外国株に投資をする時の円高対策について説明します。
米国株と同額の米ドルを売建するだけで完了!
結論から言えば、FXを利用して円高対策を行います。
FXには「失敗して大損・・」というイメージもあるかもしれませんが、それは利益を追求したギャンブル的な手法をとるからです。
ここで紹介するFXは「為替変動から資産を守る方法(リスクヘッジ)」で“お守り”のような優しい存在です。
では、相談者の株太さんの事例を交えて説明します。あまりの簡単さに拍子抜けしないようにしてください。
※1米ドル=120円と仮定 事例は説明用の架空話。
為替ヘッジを行えば大丈夫!
株太君の半年後の結果は、このようになりたました。
株太君はFXを為替ヘッジ取引を行って半年が経過。
予想通り米国株はグングン値を上げ120,000米ドル(当初10,000米ドル)にまで達しました。
しかし、円高という悪い予想も当たってしまい1米ドル=120円が105円へとなってしまいました。
さて収益の結果は・・?
【株価】 残念ながら、円高に足を引っ張られ利益は6万円でした。当初 10,000米ドル×120円=120万円
半年後 12,000米ドル×105円=126万円 【為替 】FXで売建分を決済したら、15万の利益がでました。
当初の1米ドル=120円が105円になったので、1ドルあたり15円の利益
売建は10,000米ドルを実施したので×15円で15万円プラス
FX為替ヘッジの注意点は?
今回のように円高予想を立てて、その通りの結果になれば良いのですが、反対に円安になってしまった場合はFXで損失が発生して株式の利益を削る結果となってしまいます。
為替ヘッジの手法は株式の利益を守る方法ですので、為替が予想と違う方向に進んだ場合は速やかに決済してFXの損失を最小にとどめる事が大切です。
FXは株式の利益を守る為の脇役です!
尚、FXで米ドルを売建玉を保有していると、その期間中はスワップポイントというコストが発生する可能性があります。
1日あたりは小さな金額なのですが、数ヶ月も保有していると大きな金額になっていく可能性があります。
コストの事を忘れてた・・
為替ヘッジ対策でFX会社を探すときは売建てスワップが小さい会社を選ぶ事が大切です。
円高対策の強いFX会社 ~支払うスワップ金利に注目しよう~
現在、米国が日本よりも金利が高いために、米ドル/円の売りポジションをとった時には金利の支払いが発生(スワップ)します。
1日あたりは小さな金額ですが、3ヶ月・半年と経過するにしたがい金利負担が雪だるまのように膨らんでしまいます。
海外投資の為替対策としてFXを利用する場合は、売りスワップが小さな会社を探すのがポイント!
個人的には売りスワップが小さい DMM FX が効率面で良いと思います。
米ドル/円の売りスワップ(2021年9月24日)
FX業者 | ドル円・売り | ドル円・買い |
DMM FX | -9円 | 6円 |
ヒロセ通商 | -78円 | 2円 |
GMOクリック証券 | -8円 | 5円 |
注意:実際にはスワップ金利は日々変動しますので、あくまでも参考目安です。
会社によって金利負担額が違うことを理解してください。
DMM FXは「コストが抑えられる」「取引ツールやチャートが分かりやすい」という口コミが多い人気FX会社ですが、「米国投資の為替ヘッジでスゴイ」という隠れた魅力も持っています。
円高対策用のお守りとして口座を保有しておくのも良いと思います。
DMM FX 公式ページ関連 チャート分析ができなくてもOK!ど素人が選ぶべきFX会社3選
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