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2023年 運用・投資方針
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新型積立術 バリュー平均法

ドルコスト平均法の進化版!?

積立投資と言えば「ドルコスト平均法」が有名ですね。
今回、紹介する「バリュー平均法」は「ドルコスト平均法」に一手間加えることで更に運用成績向上が期待できる方法として注目されています。
「ドルコスト平均法」が常に一定額を積立るのに対して、「バリュー平均法」はマーケットの変動に合わせて積立額が変わる手法であることから、新型積立術とも呼ばれています。

「バリュー平均法」を実践してみよう!

「バリュー平均法」の投資手法 (毎月投資の場合)

毎月の投資目標額を設定。設定額に足りない月は不足分を追加購入し、設定額を超えている月は、超えている部分を売却して調整していく方法。文字だけでは理解できないと思いますので、数字を使った具体例で説明していきます。

●具体例 ※仮条件 毎月1万円を目標設定

例1)5月はA投信を1万円購入⇒6月は基準価格が下がりA投信は8000円になった場合
6月の投資金額は12000円です。5月と6月の資産平均は1万円(資産合計は2万円)

例2)5月はA投信を1万円購入⇒6月は基準価格が上がりA投信は12000円になった場合
6月の投資金額は8000円です。5月と6月の資産平均は1万円(資産合計は2万円)

例3)5~6月の平均価格は1万円(合計は2万円)⇒7月に基準価格が急騰、A投信が17000円になった場合
基準価格の上昇で5・6月の2ヶ月資産は34000円になったので、3ヶ月目の7月は購入を中止して4000円を利益確定。これにより5・6・7月の資産平均は1万円(資産合計は3万円)

バリュー平均法は「安く買って高く売る」という投資の王道スタイル。日経平均株価で1990年の4万円近い時期から2014年12月までバリュー平均法を行った場合でも、しっかり利益が出ています。
(ドルコスト平均法よりも購入単価が低い結果)
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バリュー投資法の注意点

上記の文章だけを読むと「ドルコスト平均法」よりもメリットがあるように感じます。しかし、必ずしも良いことばかりではありません。下落期間が継続的に続いた場合などは毎月の投資額が雪だるま式に増えていきますので、場合によっては資金切れで中断という可能性もあります。

また、「ドルコスト平均法」のようにホッタラカシというわけにはいきません。毎月の目標設定をチェックして投資額(利益確定額)を決める作業がありますので、手間を必要とする投資手法になります。

~管理人のアドバイス~

「バリュー平均法」「ドルコスト平均法」ともメリット・デメリットがありますので、どちらが優れているという事ではありません。まずは簡単な「ドルコスト平均法」からはじめて、投資に慣れて余裕が出てきたら「バリュー平均法」も検討してみるというパターンが良いと思います。また「バリュー平均法」は毎月の目標設定を高くしすぎると、下落時に凄く大きな資金が必要になってしまうので注意が必要です。

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