海外ETFは、低コストで内容が充実
米国市場の取引高のうちETFの割合は約4割も占めています。海外ETFのバリエーションは日本市場とは比較にならないほど多く、地域別・セクター別、債券、コモディティ市場等に投資することが可能です。
米国投資を始める理由に「海外ETFを買いたい」という意見が多いのも納得です。
米国市場には数千本以上のETFが上場されています。ここではその中から、日本の投資家から人気・注目が高い15銘柄に絞って紹介します。
またETFは細かい情報収集が不要という点では投資初心者の人もチャレンジしやすい商品。
投資の神様と呼ばれる「ウォーレン・バフェット氏」が、自分の遺産をバンガード・S&P500ETF(VOO)で運用する事を妻に勧めたのは有名な話です。
~投資信託から海外ETFへ~
投資信託の利用している人にとっても、海外ETFは注目すべき商品だと思います。それぞれのメリットを活かすことで効率的な運用が可能となります。⇒投資信託と海外ETF、良いのはどっち?
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投資家・専門家から評価が高い「注目の15銘柄」
海外ETFは数千種類もあるので、何を選んだらいいのか不安ですよね。そんな人は、以下の銘柄を参考にしてみてください。個人投資家は勿論ですが、専門家からも評価が高いETFを各分野ごとに厳選しました。
★マークが付いている銘柄は、個人投資家から評価・人気が特に高いものや、過去のパフォーマンスが良好な銘柄です。参考にしてください。
◆分散投資で大人気!世界中の株式を購入
★バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
世界中の大・中・小企業の株式に投資。投資先は47ヶ国で約8,000銘柄です。
・iシェアーズ MSCI コクサイETF(TOK)
世界23カ国(日本を除く)の経済先進国の証券市場に投資します。
◆儲かっている投資家の定番!S&P500指数に投資
★iシェアーズ コア S&P 500(IVV)
2106年に管理報酬を引き下げS&P500指数のETFとしてはコストが最安水準。
★バンガード・S&P500ETF(VOO)
バフエッともすすめる?低コストで有名なバンガード社のS&P500指数のETF。
・Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF(SPXL)
S&P500インデックスの300%のパフォーマンスに連動した成果を目指すETF。
◆優良市場と言えばアメリカ!人気ETFを厳選
★バンガード トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
米国株式市場の銘柄(大型・中型・小型株)のほぼ100%をカバーしています。
★SPDR ダウ工業平均 ETF(DIA)
世界一有名な指数であるNYダウに連動するETF。財務が健全な30銘柄で構成。
★iシェアーズ 米国優先株式ETF(PFF)
米国企業を中心とする優先株に投資します。配当利回りの高さで注目のETF。
★バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)
高配当の米国株に投資します。低コストでバランスも良い人気のETFです。
◆ヨーロッパ株・新興国株にも低コストで投資が可能
・バンガード FTSE・ヨーロッパETF(VGK)
ヨーロッパ先進国の大型・中型株に投資します。国別では英国の30%がトップ。
★バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)
新興国22ヶ国(中国・台湾・ブラジル・インド・南アフリカ等)の大型株と中型株に投資。
◆驚愕の実績、ITセクター・ナスダックに投資
・バンガード 米国情報技術セクターETF(VGT)
米国の大型・中型・小型の情報技術セクター銘柄で構成 銘柄数は350以上
★パワーシェアーズQQQ信託シリーズ1(QQQ)
ナスダック100指数に連動するETF。情報・消費財を中心に投資(金融ナシ)
◆安定感が魅力!米社債への投資
★iシェアーズ IBoxx 米ドル建て投資適格社債(LQD)
米国の投資適格社債、1000銘柄以上に分散投資。安定性とインカム獲得が魅力。
・バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)
米国政府の債券が60%超!低コストと安定性が魅力のETF
まだまだ、あります!専門家・投資家が注目するETF
前半では海外ETFで定番的な存在のETFを紹介しました。ただし、海外ETFの数千もあるので魅力な商品は他にもたくさんあります。
以下では、手数料が無料のETFやセクター別、国別のETFなどを紹介します。
定番的なETFよりも高い実績のETFや、新興国の注目地域(インドなど)への投資ができるETFもありますので、ぜひ参考にしてください。
《マネックス証券の【ゼロETF】が話題》
マネックス証券が特定の海外ETFに対して売買手数料を無料にする【ゼロETF】を発表。
その中で、管理人が個人的に注目する銘柄を記載しました。(他の銘柄はコチラ)
★ウィズダムツリー 米国大型株配当ファンド(DLN) 米国の大型株、高配当株、割安株などを探している人に注目のファンドだと思います。 |
★ウィズダムツリー 米国中型株配当ファンド(DON) 米中型株に投資、過去のパフォーマンスはS&P500を継続的に上回っています。 |
・ウィズダムツリー米国小型株配当ファンド(DES) 米小型株に投資、S&P500よりリターン良好ですが値動きはチョット荒いです。 |
・ウィズダムツリー新興国小型株配当ファンド(DGS) 新興国で人気のVWOやEEMよりも、過去のリターンと安定感の両方で勝っています。 |
★ウィズダムツリーインド株収益ファンド(EPI) インド株の投資で、幅広く分散できる貴重なファンド。インド株で収益性が高い企業に厳選。 |
★ウィズダムツリー欧州株米ドルヘッジ付ファンド(HEDJ) 欧州株(特に輸出企業)に投資するファンドでドイツ、フランスで約5割。ユーロ変動をヘッジ。 |
【注意】マネックス証券の限定サービスですので、他の証券会社で購入する場合は手数料が発生します。
《その他 注目のETF》
・バンガード・スモールキャップETF(VB) 米国市場の小型株に投資をします。金融が約23%、資本財が約20% |
★iシェアーズ IBoxx 米ドル建てハイ・イールド社債(HYG) 米ドル建て高利回り社債市場に投資します。高い配当利回りが特徴です。 |
・SPDR S&P500 ETF(SPY) 総資産残高が1位の世界最大のETF。国内ETF(1557)もあります |
・iシェアーズ 米国不動産ETF(IYR) ベンチマークはダウ・ジョーンズ米国不動産インデックスです。 |
・iシェアーズ グローバル・エネルギーETF(IXC) 石油・ガス・消耗燃料など世界エネルギー株セクター株に投資します。 |
《国別 人気のETF》
★ウィズダムツリーインド株収益ファンド(EPI) インド株の投資で、幅広く分散できる貴重なファンド。インド株で収益性が高い企業に厳選。 |
・iシェアーズ MSCI インドネシアETF(EIDO) 将来期待が高まっているインドネシア。上場する全業種の株式に投資を行います。 |
・ヴァンエック ベクトル ベトナムETF(VNM) 成長が著しいベトナムに投資ができるETF。ベトナムに注目する投資家は多い |
・ヴァンエック・ベクトル・ロシアETF(RSX) ロシアを中心とした米国初のETFで、ロシア投資では代表的な存在。 |
~なるほど!?投資の参考資料~
売買のタイミングや人気銘柄について耳より情報!?
●何月が買い・売り?下値はどこ?:米国株の投資データ!売買のチャンスはいつ?
●円高になったら場合の良い方法は?:円高なんて恐くない!もしもの時の為替対策
●投資家から人気が高いETFは何?:海外ETFランキング!人気ベスト10の実力は?
米国株/海外ETFに強い証券会社は? ~管理人の投資スタンス~
米国株や海外ETFは、大手ネット証券のマネックス証券・SBI証券・楽天証券の3社で取引が可能です。
ただし、「時間外取引の有無」「指値期間の長さ」など、日本株の取引と比べて証券会社のバラツキが大きいのが実情です。(以下参照、銘柄数は米国株)
★証券会社によって条件がこんなに違う!(2017年9月25日現在)
証券会社 | 手数料 | 銘柄数 | 指値期間 | 時間外取引 |
マネックス証券 | 安い | 多い | 90日間 | ○ |
SBI証券 | 安い | 普通 | 15営業日 | × |
楽天証券 | 安い | 普通 | 当日限り | × |
【詳細:米国株取引 ネット証券を徹底比較】
≪参考≫ 管理人の海外ETFの投資方法
海外ETFは、VOOやVYMなどの米国市場を対象としたETFを購入しています。
ザックリとした目安は10%程度下がった時にまとめて購入する感じです(指値をして待つだけ!買い急ぎは厳禁)。
購入後は、ホッタラカシで値上がりを待つだけです。こんな単純な方法ですが、ここ数年は米国株と合わせて数百万円の利益が続いています。
この投資方法で非常に役立っているのが“マネックス証券の指値期間(90日)”です(他社と比べて指値期間が圧倒的に長い)。
【関連】 米国株取引 マネックス証券のメリット・デメリットを解説
米国株の取引は日本時間の深夜から早朝に行われますので、指値の有効期間が長い事はとても重要だと考えています。(自分の希望株価に指値をして、ジックリ待つだけでOK)
●公式ページはコチラ⇒ マネックス証券
また、マネックス証券の売買手数料が実質無料になる『ゼロETF』が大注目。少額投資や短中期投資でも手数料を気にせずに取引を行えます。
ちなみに、ゼロETFで個人的に注目しているのはウィズダムツリー 米国大型株配当ファンド(DLN)とウィズダムツリー 米国中型株配当ファンド(DON)です。
米国株/海外ETFの取引が可能なネット証券
証券会社&説明 | 公式サイト・お申込み |
マネックス証券 好条件オススメNO.1 |
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SBI証券 貸株サービスが魅力 |
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楽天証券 海外ETFの本数が多い |
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