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海外ETFランキング!人気ベスト10の実力は?

米国株 成功のヒント

海外で上場するETF(通称:海外ETF)は、通常の投資信託よりもコストが安く品揃えが豊富な事もあり、個人投資家から人気が高まっています。

大手ネット証券等で気軽に投資が可能になったこともあり、長期投資家の選択肢としてスタンダードになっていくと想像しています。

このページでは、人気銘柄をランキング形式でまとめました。また、ランキング銘柄を対象にトータルリターン(5年)やリスク(5年)の実績も調査。
※補足で年初来リターンも調査。

人気ランキングと並行して紹介していますので、銘柄選択の参考にしてください。

米国の個別株ランキングも紹介しています。

関連 米国株ランキング!人気ベスト10の実力は?

★人気の海外ETFランキングTOP10 保有者が多い銘柄

ランキングデータはSBI証券の保有人数ランキングを参考にしています。
ちなみに、SBI証券は 米国株で貸株サービスができる貴重な会社 として注目されています。

●ランキング調査期間(2022年9月26日~2022年9月30日)
※1ヶ月前から上昇・下落

順位 ティッカー ETF名 特徴
1位 VTI バンガード トータル・ストック・マーケットETF 米国全体株
2位 SPYD SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF 米国高配当株
3位 VOO バンガード・S&P500ETF 米国大型株
4位 VYM バンガード 米国高配当株式 ETF 米国高配当株
5位 QQQ インベスコQQQトラスト・シリーズ1 大型成長株
6位 VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 世界株式
7位 HDV iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF 米国高配当株
8位 SOXL Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF 半導体×3
9位 VIG バンガード・米国増配株式ETF 米国連続増配
10位 QYLD グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF 配当(変則)

海外ETF人気ランキングは、個別株と比べて変化が少ないのが特徴です。
今月は前月から銘柄・順位とも変化なしでした。

ただし、通期でみると世界株や高配当株のETFが少しづつ順位を上げています。
マーケットの不透明感から、堅い投資への意識さが高まっている印象です。

一方で、2021年後半からレバレッジ型ETFがランクイン。

半導体の製造や販売を行う世界30社
で構成されるSOX指数に対して3倍の値動き目指すDirexionデイリー半導体株ブル3倍ETFです。

すぐに圏外に下がると思っていたのですが、ランキングに定着しました。

また今年に入ってからはQYLDがランクインしました。
こちらは簡単にいうと、ナスダック100の上昇分を配当として受け取る設計のETF。

ただし、長期的にみるとナスダック100(QQQ)にリターンで負ける可能性が高いETFなのでちょっと微妙なETFでもあります。

全体気には相場が不安定なこともあり、全体のランキングで目立つのは配当関連の銘柄です。

現在は TOP10のうち5銘柄が配当系のETF となっています。

1位は米国市場全体に投資する【VTI】バンガード トータル・ストック・マーケットETFです。

3位の【VOO】バンガード・S&P500ETFも米国株を代表するインデックスなので、米市場に投資するETFが好まれる傾向があります。

また、世界株の【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF も注目度が上がっています。

個別株のランキングでは成長株が目立つのですが、ETFでは市場インデックスや配当株などの保守的な銘柄が強いですね。

次の項目では、人気ETFをリターン順に並び替えてみます。
成績に直結する部分なので注目ですね。

★人気10銘柄のリターンランキング

人気の10銘柄を直近5年間のリターン順に並べかえました。
(1年あたり平均年率リターン)
●リターン調査の基準日:2022年9月30日

順位は分配金(インカムゲイン)を含めたトータルリターンで決めています。
※順位横の( )数字は、人気ランキングの順位です。
※足元の株価状況の確認の為に、補足で年初来リターンも加えています。

順位 ティッカー ETF名 リターン(5年) 年初来
1位(5) QQQ インベスコQQQトラスト・シリーズ1 13.7% ▲32.5%
2位(9) VIG バンガード・米国増配株式ETF 配当 9.3% ▲20.2%
3位(3) VOO バンガード・S&P500ETF 9.1% ▲23.9%
4位(1) VTI バンガード トータル・ストック・マーケットETF 8.5% ▲24.8%
5位(4) VYM バンガード 米国高配当株式 ETF 配当 6.4% ▲13.5%
6位(7) HDV iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF 配当 5.0% ▲7.2%
7位(2) SPYD SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF 配当 4.6% ▲12.5%
8位(6) VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 4.4% ▲25.5%
9位(8) SOXL Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF 3.0% ▲86.9%
10位(10) QYLD グローバルX NASDAQ100・カバード・コール 配当 2.9% ▲22.7%

過去5年間の年率リターンは成長株【QQQ】が好成績となっていますが、年初来は-30%以上のマイナスとなっています。

昨年まで注目されていた【SOXL】【QYLD】については、酷い状態ですね。

半導体×3倍 の【SOXL】の年率リターン(5年)は昨年末時点では約80%でダントツ1位だったのですが、現在は見る影もありません。

一方で直近の年初来で奮闘しているのは、高配当株ETFです。

昨年とは成長株と割安株の動きが反対になっている点は、今後を考える上で注視したいですね。
もっとも、足元は全体的に下がっているので割安株だから有利とも言えません。

株式全体が低調ですね

相場不透明なので一般的にはエリア分散が有効ですが、世界株は年初来-25%強です。

ロシアによるウクライナ侵攻が世界経済の成長にマイナス影響を与えた点、世界的に利上げムードになっていることで分散効果が発揮できていません。

地域分散だけでなく、資産分散や時間分散を加えないとリスク低減が難しい状況です。

さて、ETFについてはリターンだけで良し悪しを判断するものではありません。
好成績でも価額の乱高下が激しすぎる銘柄は長期保有が怖いですからね。

次の項目では、リスクの目安であるボラティリティ(価格変動の度合い)で並べ替えてみます。

★人気10銘柄のリスクランキング

人気の10銘柄を直近5年間のリスクが小さい順番に並べかえました。
●リスク調査の基準日:2022年9月30日

基本的に数値が低い方が価格変動が小さくて安定的であると考えてください。
数値が高い銘柄は、値動きが大きいのでハラハラするかもしれません。

※順位横の( )数字は、人気ランキングの順位です。

順位 ティッカー ETF名 リスク
1位(10) QYLD グローバルX NASDAQ100・カバード・コール 配当 18.4
2位(9) VIG バンガード・米国増配株式ETF 配当 19.2
2位(7) HDV iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF 配当 19.2
4位(4) VYM バンガード 米国高配当株式 ETF 配当 19.6
5位(6) VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 20.0
6位(3) VOO バンガード・S&P500ETF 21.2
7位(1) VTI バンガード トータル・ストック・マーケットETF 21.3
8位(2) SPYD SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF 配当 24.0
9位(5) QQQ インベスコQQQトラスト・シリーズ1 25.3
10位(8) SOXL Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF 101.5

安定性を検証するリスクランキングで1位は『QYLD』ですね。
ただし、年初来の値動きは厳しくリターン率は10銘柄で最下位となっています。

昨年までのような相場が安定している時は良いのですが、不安定になると他のETFよりも値幅が大きくなる可能性もあります。

個人的にはVIGの方が好みです。
連続増配株は優良企業が多いと言われますが、それを証明するような結果となっています。

反対に値動きが激しいのが、『SOXL』です。
数値の大きさがダントツなので注意してください。

悪い時はどん底まで下がります。

リターンとリスクのバランスが良い銘柄という点では、『VOO』『VTI』『VIG』『VYM』あたりですね。

先行きに対して不透明感がある時は、こういったETFの方が無難ですね。

投資はリターン中心に語られる事が多いのですが、価格変動(リスク)が大きい銘柄を保有するのはストレスが大きくなります。

リスクも含めて銘柄選択をした方が、長期的には良い結果になると思います。
ETFは基本に長期投資でリターンを出すのが設計ですので、結果を急ぎ過ぎないことが大切。

銘柄を1つに絞るならばVT』や『VOO』といった市場全体に投資するタイプが王道ですね。

【私の戦略】 長期投資向きのETFと優良個別株に投資

私が米国株の投資で重視しているのが「長期的には利益成長と株価は連動する」という王道的な考え方です。

海外ETFについては、【DGRW】 米国株クオリティ配当成長ファンドを定期積立してます。

この銘柄はROA・ROEなどの収益性から利益(配当)の成長期待がある銘柄を選択しているのが特徴。

個別株ではジョンソン&ジョンソンVISAに投資!
それぞれ毎月数万円を定期買付をしています。

定期買付が基本戦略です

さらに、急落時を狙ったスポット買付も実施。

米国市場は年に1~2回は株価下落があるので、10~20%程度下がった時にまとめて購入するようにしています。

指値をして待つだけなのですが、この時に時間外取引も含めて設定しておくのがポイントです。
※私がメインにしているマネックス証券は時間外取引ができる貴重な会社

時間外取引だと通常の取引時間よりも安い株価になることがあるので、チャンスが大きく拡大します。

公式マネックス証券 詳細・口座開設

★朗報★
2022年9月1日「米国株ETF買い放題プログラム」がスタート
買付手数料(税抜)を全額キャッシュバック
13銘柄が対象で、魅力的な商品が揃っているので注目です。

私の戦略は定期積立指値注文という単純な方法ですが、米国株だけで通算3500万円以上の利益が得られました。

堅い投資スタイルですが、基本を忠実に行う事が成功の近道だと考えています。

注目 米国株は簡単!「売却タイミング」の悩みを1秒で解決する方法

【最新版】米国株に強い証券会社

米国株や海外ETFは、大手ネット証券のマネックス証券・SBI証券・楽天証券の3社で取引が可能です。

手数料や銘柄数は3社とも横並びですが、取引条件については大きなバラツキがあります。

3証券の比較をしましたので、各社の違いを確認してみてください。

2022年版米国株取引で有利な証券会社は?ネット証券3社を徹底比較

米国株取引で人気が高いネット証券3社
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米国株 成功のヒント
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